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井上はり灸整骨院

コラム

症例

筋緊張性頭痛 

頭痛の90%を占める最も一般的な頭痛。

 

■症状

左右差はなく頭の上部やコメカミから後頭部にかけての痛み。

鈍痛で非拍動性。

締め付けられるような圧迫感や張ったような痛みが毎日続く。

徐々に始まり目の疲れや肩こりを伴う。

我慢できないほどの激しい痛みではないが、ひどい場合は吐き気、

めまいがある。と言われている。

お風呂に入ったり、お酒を飲んだりして血行が良くなると楽になる。

夕方以降に症状が強くなることが多い。

機能性の頭痛のため画像診断での異常は見られない。

 

■原因

長期間の心身のストレス 睡眠不足 目の疲れ 長時間の同じ姿勢

悪い姿勢 不規則な食生活による空腹 冷え 血行不良

無意識に歯を噛みしめて側頭筋に力が入っている。

 

■対策

首や肩を温めたり、ストレッチや体操で筋肉を動かし血行を良くする。

腹式呼吸をする。

腰椎椎間板ヘルニア

20~40歳代(青壮年)に発症しやすく、次いで10歳代、50歳代が多い。

男性に多い。

 

■症状

腰や臀部、又は下肢に痛みや痺れが生じる。多くは一側性。ヘルニアが大きいと両側の下肢痛を伴うこともある。

 

知覚障害。前屈で痛みが強くなる。疼痛性側弯。筋緊張により腰部が板状になる。

咳、くしゃみ、重い物を持つと痛みが出る。重度の場合、膀胱直腸障害や筋力低下が生じる。膀胱直腸障害がある場合は、手術が必要になる。

 

SLRテスト陽性、ラセーグ徴候陽性、ブラガードテスト陽性。

バルサバルテスト陽性。

●痛みの部位による診断

・臀部~大腿外側~下腿外側~足関節外側の痛み  L5(L4-L5間)の神経の圧迫

・臀部~大腿後面~下腿後面の痛み        S1(L5-S1間)の神経の圧迫

 

●ヘルニア高位診断

  • L2 – L3 FNS陽性
  • L2 – L4 膝蓋腱反射減弱
  • L4 – L5 母指背屈力低下、踵歩行困難
  • L5 – S1 母指底屈力低下、つま先歩行困難、アキレス腱反射減弱

 

■原因

椎間板が外に飛び出して、神経根を圧迫する。後側方に脱出することが多い。

 

L4 – L5間、次いでL5 – S1間に圧倒的に多い。L4 – S1間は可動性が多く、椎間板ヘルニアは良く動く脊椎に起こりやすい。したがって、動きの少ない胸椎には少ない。又、高齢者はL4 – S1間の動きが少なくなるためにヘルニアになりにくくなる。

 

喫煙、不良姿勢や遺伝的要因があると言われている。その他、CILPと呼ばれるたんぱく質が変異し軟骨の成長を妨げる事が要因の一つとされる。

 

内圧が高いと痛みが強い。ヘルニアが靭帯を破って飛び出すと強い痛みは減少するが、坐骨神経痛が起こる。

 

  1. 膨隆型
    内圧が高い。
  2. 脱出型
    ⅰ)後縦靭帯を破らない脱出型。内圧が高い。
    ⅱ)後縦靭帯を破った脱出型。内圧が低い。
  3. 遊離型
    内圧が低い。
    脱出型はマクロファージが脱出した髄核を異物とみなし、3~6ヶ月で吸収し、痛みが軽減する。
    膨隆型はマクロファージの働きが期待できないため、症状が長引くことが多い。

 

■診断

MRI、CT。(レントゲンには写らない。)

最近ではヘルニアの手術をすることは少ない。

 

■予防

  • 重い物を持たない。
  • 同じ姿勢を続けない。
  • 腹筋と背筋を鍛える。(歩行だけでもよい)
  • マッケンジー体操。

 

 

椎間関節性腰痛(ファセットペイン)

椎間関節捻挫および椎間関節症。

 

■症状

ヤコビー線より下方に疼痛が出現する。

腰部の運動は、75%がL5-S1間である。残りの20%がL4-L5間で、5%がL1-L4の間で行われている為、L5-S1間に最も運動負荷がかかりやすい。

臀部まで放散痛が出現することがある。

椎間関節部に限局された圧痛がある。

後屈時の疼痛出現。やや強めの力での圧痛が出現。

 

 

■分類

  1. 椎間関節捻挫
    いわゆるぎっくり腰と言われていることが多く、急性期の痛みである。
    椎間関節の亜脱臼により関節包や靭帯に炎症が起こる。
  2. 椎間関節症
    加齢による椎間関節の変性で、慢性期の痛みである。
    加齢により椎間板のクッション機能が低下し、椎間関節にストレスがかかり炎症を起こしやすくなる。
    起床時や動作開始時に疼痛が強く、しばらく動いていると軽快することが多い。左右対称に磨り減るわけではないので、片側に痛みが起こりやすいと言われているが、両側に起こることもある。

 

■予防

  • 背中を反らした格好を続けない。
  • 重いものを持たない。
  • 同じ姿勢を続けない。

脊柱管狭窄症

50代60代の男性に多い。稀に先天性もある。

 

■症状

間欠性跛行が特徴。歩き始めはよいが、しばらくすると腰から下肢にかけて痛みや痺れが生じる。

前かがみで休むと症状が軽くなり、腰を反らすことで増悪する。

腰の痛みが強くなく、下肢の痺れや痛みが強いこともある。

 

安静時はほとんど症状がない。脱力感、自覚的な冷感や灼熱感はあるが足部の温度は正常、会陰部のしびれ、足底に一枚皮が被さっているような感じ。

 

進行すると下肢の筋力低下、排尿障害がでる場合がある。

 

両下肢の痺れ感は馬尾型、片足だけの痺れは神経根型と、その両方が混在した混合型の3型に大別できる。

閉塞性動脈硬化症との鑑別に注意が必要。

 

閉塞性動脈硬化症の場合は、姿勢を前かがみにしても症状は消えない、足背動脈の拍動が触れない、足部の温度が冷たい、腰部の痛みはない、などの症状が特徴である。

 

ケンプ徴候陽性。

 

■原因

脊柱管周辺の骨や脊柱管内側の黄色靭帯の肥厚によって脊柱管が狭くなり、脊髄や神経が圧迫され症状を呈する。(腰椎の椎間板ヘルニア、すべり症や変形性脊椎症も原因としてある)

 

■予防

  • 歩くときは、杖を突いたり、シルバーカーを押して腰を少しかがめるようにする。
  • 歩行より自転車がよい。

筋・筋膜性腰痛

腰痛の中で一番多い疾患。

 

■症状

受傷時の痛みは強くないが、時間の経過とともに痛みが強くなる傾向がある。

長時間の座位、動作時、特に前屈時の疼痛、起床時に痛みが発生する事もある。

ヤコビー線より上方の疼痛、脊柱起立筋や腸腰筋に多い。臀部への負担もかかりやすく殿筋群の疼痛も出現する。

損傷筋肉上の圧痛や硬結、比較的軽い力での圧痛がでる。

特にレントゲンでは異常を認めない。

 

 

■原因

筋肉の疲労による血行障害や過伸張による部分断裂で筋肉が異常収縮し、硬くなる。

運動不足や肥満による筋肉の負担。

長時間の同じ姿勢による筋肉の負担。

 

 

■予防・治療

  • 患部を温める。
  • 痛みが強い時は患部を上にした横向きの姿勢で安静を保つ。
  • コルセットの着用。
  • ウィリアム体操。
  • 適度な運動。

頚部捻挫

■症状

追突事故やスポーツ等で頚椎が過伸展し、次いで反動で過屈曲して生じる。あるいは頚を強く捻られて、頚から肩の痛みや頭痛等がでる疾患。

一般的にむち打ち損傷と呼ばれる。

可動域制限、上肢の痺れ、肩こり、めまい、吐き気も見られることがある。付随して起こる脳震盪の症状として、意識障害も見られる。

受傷直後は頚部の熱感、数日以降に強い頚部痛と頭痛が起こり、吐き気が出ることもある。

心因的要素も影響を与える。

レントゲン上は異常がない。

頚椎カラーによる固定。

 二ヶ月以上の長期固定は、頚部痛や肩こりが長期化する原因となるのでよくないと言われている。

 

  ●頚椎捻挫の4分類

 

  1. 頚椎捻挫型
    頚の筋肉や靭帯などが損傷され、頚、肩、背中の痛みや運動制限が起きる症状がある。
    むち打ち損傷の全体の70%を占めていると言われている。
  2. 神経根症状型
    頚椎から出る神経が圧迫されることにより、頚の痛みや頭痛、腕の痺れやだるさ、筋力低下などの症状がある。
  3. バレ・リウ症候群型
    頚部交感神経の損傷や圧迫によって頭部に供給される血管である椎骨動脈の血流が低下することで、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、眼の疲労・・・などの症状がある。
  4. 脊髄症状型
    脊髄が損傷したり、下肢につながる神経が損傷され下肢に痺れなどが起こる症状。

寝違え

■症状

急に頚部及び肩甲帯部に疼痛を覚え、頚椎の運動制限がある状態。

 

頚の筋肉に持続的筋収縮が起こり、筋肉の血流が妨げられて代謝産物がたまって炎症を起こしたものとみられ、筋肉痛に似た痛みが生じる症状のことである。多くの場合は数日で軽快する。

 

泥酔状態で睡眠した場合、通常の睡眠とは異なり昏睡状態に入るため、昏睡状態での睡眠時は寝返りなどの行動も減少し、同一姿勢のまま眠りにつく傾向にあるため、一部分に負担をかけ続けてしまうため寝違えが起こる。

 

寝違えは、椎間関節の捻挫とも言われている。

 

 

■原因

疲労、寒冷、湿度や気温の激変などのほか、枕を変えたり、睡眠中に無理な姿勢を取ったり、無理な頚の動かし方をしたり、起き抜けに不用意に頚を捻ったりしたことなどが誘因となる。

 

 

■対処法

  • 無理に頚を動かさない。痛みが強いときは、体勢を起こしているだけでも頭の重みで負担となるため、横になり頚にかかる負担を軽減し安静にしておく。
  • コルセットを巻く。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

尺骨の手関節部分の突起の周囲にTFCC(三角繊維軟骨複合体)と呼ばれるハンモック状の組織があり、手根骨と尺骨の間にかかる負荷を均等にするクッションとしての作用と、遠位橈尺関節に安定性を与える作用がある。このTFCCが損傷を受け、手首に痛みが出る疾患をTFCC損傷という。TFCCを構成するものは、尺骨頭と尺側手根骨の間にある。

 

 

①三角線維軟骨

②関節円板

③尺骨三角骨靭帯

④尺骨月状骨靭帯

⑤掌側橈尺靭帯

⑥背側橈尺靭帯

⑦尺側側副靭帯

などの複合体のことで、日本語では三角線維軟骨複合体という。

 

■症状
尺骨頭と手根骨の間に圧痛、腫脹、発赤、熱感があり、回内、回外、尺屈時に手関節の尺側部に痛みを訴え、重いものを持ち上げる動作で痛みが出現する。安静時の痛みはみられないことが多い。重度の場合、遠位橈尺関節に不安定性が出現する。

尺屈回外テスト陽性。
検査で異常が出ないことが多く、ほとんどの場合はレントゲンに問題はない。MRI、関節造影検査が確定診断となるが、MRIはTFCC自体がそれほど大きなものでない上にMRIのスライス幅の限界が2~3mm程度のため、スライスによっては判断できない。関節造影検査では、損傷部で造影剤の漏れを認めることができる。
 

■原因

TFCC損傷は手を突いて倒れたり、手が過度に回内されて受傷することが多い。野球やテニスをしている人に多く起こる。また、加齢変性に伴い損傷することもある。稀に、尺骨の相対長が橈骨よりも長い例で発生することがあるが、同じ長さおよび尺骨が短い例でも生じる。尺骨が長い場合は、「尺骨突き上げ症候群」といい、仕事や生活上で、手関節を小指側へ動かすことが多い人に発生しやすい。

 

■治療
ほとんどが保存治療で回復できる。外傷性のものには3~4週間の外固定を行い、局所の安静を保つが、症状の強さによって固定の期間は異なってくる。しかし、固定は長くても三ヶ月が限度である。この時期は負担のかかるスポーツや作業は避けた方が望ましい。

慢性的な使いすぎ、変性によるものには、付け外しが簡単な装具を装着したりし、スポーツなどを行うときはある程度手首の自由がきくテーピングで固定する。温熱療法や運動療法も効果的である。

まれに保存療法でも改善されない場合は関節鏡下での手術を行い、尺骨突き上げ症候群の場合は、尺骨短縮術等の手術を行う。