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井上はり灸整骨院

コラム

脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折とは
脊椎(せぼね)が押しつぶされるように変形してしまう骨折です。
高齢者に多く危険な病気で、寝たきりの原因にもなります。
寝返り時や起き上がる時、体動時に背中の激しい痛みが出ることが多いです。背中のほか腰にも痛みが出ることもあります。

原因
脊椎圧迫骨折の主な原因は骨粗しょう症によるものです。
骨が脆くなると、身体の重みに耐えられず、何かのはずみで脊椎が押しつぶされるように骨折してしまいます。
骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなり、脊椎がつぶれてしまいます。
尻もちはもちろん、くしゃみをしたり、不用意に重いものを持ち上げたりといった、ちょっとしたきっかけで椎体がつぶれてしまいます。
骨折したきっかけがはっきりしない場合も多く、いつの間にか骨折ということもあるくらいです。

予防
原因の元である骨粗しょう症を予防することです。そのためにはビタミンD、ビタミンK、カルシウムなどを積極的に摂るようにして骨を丈夫にする食事や日々の運動が必要です。

ビタミンD(骨の材料であるカルシウムの吸収を促進させる)
魚類やキノコ類に多く含まれています。特に魚類はカルシウムも含まれているのでおススメです。
いくら、イワシの丸干し、カレイ、サンマ、サケ、ブリ、しらす干しなど。
キノコ類は干しシイタケやきくらげ。
シイタケは紫外線に当てるとビタミンDが増えます。使う前に天日干しにするとなおおススメです。

ビタミンK(骨の形成に必要)
色の濃い葉野菜に多く含まれます。脂溶性ビタミンなので、油を使った調理がオススメとされています。
その他に、納豆、干しわかめ、鶏もも肉など。
ただし、納豆は血栓症予防のため抗凝固薬を服用している場合は、薬の効果を妨げることがあるので控えてください。

運動
運動は骨に負荷をかけることが良いとされています。
骨は、負荷がかかるほど骨を作る細胞が活発になり、強くなる性質があります。
散歩を日課にしたり、階段の上り下りを積極的に行うことで、日常生活の中でも十分運動を取り入れることができます。
屋外で運動することで、紫外線を浴び、ビタミンDが体内で生成されます。

家でも出来るオススメの運動は、かかと落とし運動です。
立っている状態から、つま先立ちをして、そのまま踵をストンと落とす運動です。
これは、骨に長軸上の圧をかけることによって、あえて骨に負荷を与え、骨を丈夫にする運動です。

鍼灸、マッサージの刺激について

鍼灸、マッサージの刺激は、強いから効くわけでもなく、弱いから効かないというわけでもありません。
ですから、強いマッサージや鍼灸をガマンして受ける必要はありません。

鍼灸やマッサージは身体の緊張を緩める目的で行いますが、
熱さや痛みをがまんして受けているとかえって筋肉を緊張させてしまい、身体を緩ませることが難しくなります。
また、強いマッサージは筋肉の損傷や骨折を引き起こしたり、もみ返しを起こす可能性もありますので危険を伴います。

マッサージや鍼灸は心地よく感じる程度が良いとされています。
あまり、刺激を感じていないからといって効果がない訳ではありません。

適切な刺激は、人によっても、その時の状態によっても異なります。
マッサージの場合ですと
若くてしっかりした体型の方ですと、少し強めの刺激でも大丈夫ですが、
年配の方できゃしゃな体型の方や小児には強い刺激はお勧めできません。
また、急性炎症(腫れが強い、押した時の痛みが強い、熱感がある)の症状がある所には弱めの刺激の方が、良いとされています。

患者様のご希望もお伺いしながらも、適切な刺激で治療させていただいております。

運動の目安

痛みがある時に安静にしていた方が良いのか、動かした方が良いのかは炎症のレベルによって違ってきます。
つまり、その動作をして痛みがあるかで判断します。

1、動かしていなくても痛みが強い場合
  少し力を入れただけでも痛みが強い場合 
  炎症が強い状態ですので、安静にして動かさない方が良いです。

2、特定の動きで痛みがでる場合
  痛みのある動作はなるべく避けてください。
  痛みとは患部にある炎症反応が起こしている痛み刺激によるものです。
  痛みのある中で動かしてしまうと炎症をより強めてしまうことが    
  あり、さらに痛みを誘発させる可能性があります。

3、特定の動きで痛みがある状態がしばらく続いた場合
  あまり、安静にしすぎるのも良くないので、痛みのない動きであ  
  れば動かしてみてください。

4、痛みのない場合 
  炎症はあまり確認できない状態ですので、あえて動かした方が良   
  いです。
  関節でしたら同じ方向だけではなく動かせる程度であらゆる方向   
  に動かすのが良いです。
  患部の血流改善させることを目的に行います。

  血流を良くすることによって患部の治癒を早めます。
  ご自身の体力にもよりますが、運動しすぎたり、同じ動作を
  極端に繰り返し行うと痛みがでることがありますので注意が
  必要です。

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