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上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
■症状
物をつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現する。多くの場合、安静時の痛みはないが症状が強いと安静時の痛みもある。外側上顆部の圧痛。レントゲンでは異常がないことが多いが、進行すると外側上顆部の骨の変形を生じる。
テニスのバックハンドにより発症することが多いのでテニス肘と呼ばれているが、実際には労働による発症が多い。
30代から50代の女性に多い。30代からテニスを始めた人に多い。
- トムゼンテスト陽性
- チェアーテスト陽性
- 中指伸展テスト陽性
■原因
短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて腱の変性が生じると考えられている。
■治療
- 患部の安静。(健側の手をよく使う。)
- 手関節伸展動作を避けるために、重量物を持つときは前腕伸筋群起始部に負荷がかからないように、手のひらを上に向けて(手関節回外位)持ち上げること。
- テニスエルボーバンドの装着。
- 前腕伸筋群のストレッチ。