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井上はり灸整骨院

コラム

症例

ばね指(弾撥指)

■症状

成人例では中手指節間〈MP〉関節掌側に腫瘤を触れ、圧痛があり、指の自動運動、他動運動でバネ現象を認め同時に痛みがある。軽度の場合は手指のこわばりを訴え、重症例では安静時にも痛みがあったり、発赤があったり、関節の運動ができない状態になることもある。(locked thumb)

特に朝が顕著。例えば指の屈曲が困難になったり、指をのばそうとすると引っかかりを感じたり、ひどくなると指が曲がったまま伸びないなどのバネ現象が起こる。

どの指にもおこる可能性はあるが、 特に右の母指がもっとも多く、次に中指、環指(薬指)に多く見られる。

小児では、1~2歳が発症しやすく、母指中手指節間(MP)関節掌側に軟骨のような硬い腫瘤を触れるが、痛み、圧痛はない。

親指での発生がほとんどで、母指指節間(IP)関節が曲がったままで、他動的に伸ばすとバネ現象がみられる。また指節間関節がロックされた状態のこともある。8割ぐらいの確率で6才ぐらいまでに症状が無くなる。よほどのことがない限り、手術の必要性もない。

■原因

屈筋腱と靭帯性腱鞘との間に炎症(腱鞘炎)が起こると刺激のために腱が厚く硬くなったり、腱鞘が厚くなって、結果として腱の動きが悪くなる。

手の酷使でも発生するが、主に妊娠時、産後や更年期の女性が女性ホルモンバランスが乱れることにより、起こることが多い。また、関節リウマチ、糖尿病、透析が原因で発生することもある。

小児の場合は、先天性で靭帯性腱鞘の入り口で長母指屈筋腱がこぶのように大きくなってバネ現象が引き起こされると考えられている。

■治療

できるだけ、患部の安静を保ち刺激を少なくし、症状によっては、固定材料を当てて固定することもある。

ばね指は、一度なってしまうと完治するまでに長い時間がかかることが多い。手指は、どうしても生活しながらの治療になるため、安静にしにくく治りにくい。

ヘバーデン結節

更年期をすぎた女性に多発する手指のDIP関節の変形性関節症である。

■症状

DIP関節の肥大、変形を生じ、両側性で、かつ、多発性に出現し、同部の腫脹、疼痛を訴える。主として末節骨基底部の背側が隆起突出する。

物を握ったり、つまんだりする動作で痛みが出現し、患部が何かにぶつかったりすると、激しい痛みが出現する。慢性関節リウマチではDIP関節を侵すことはまれである。

結節が起こりやすい順番として、示指が一番多く、中指、小指、環指、母指の順に多いと言われている。

女性の罹患頻度が男性より10倍ほど高い。

急性期に発赤などの炎症症状を伴う場合や、粘液嚢腫(ミューカシスト)を伴う場合がある。この粘液嚢腫の中は、ガングリオンと同じ成分であり、ガングリオンの一種といわれている。慢性期ではDIP関節の屈曲変形が出現する。

手指PIP関節の変形性関節症はブシャール結節といい、ヘバーデン結節の20%に本症を合併する。

X線写真で関節の隙間が狭くなったり、骨棘があったり、関節が壊れていれば、ヘバーデン結節と診断できる。血液検査では異常を認めない。

■原因

変形が起こる原因は不明だが、更年期を過ぎた女性のホルモンの変調も関係していると言われている。

手をよく使う人になりやすい傾向がある。

■治療と予防

保存的療法として、局所の安静、局所のテーピング。慢性期は患部を冷やさず、温熱療法や運動療法を行う。

槌指(マレットフィンガー)

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