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頚部捻挫
■症状
追突事故やスポーツ等で頚椎が過伸展し、次いで反動で過屈曲して生じる。あるいは頚を強く捻られて、頚から肩の痛みや頭痛等がでる疾患。
一般的にむち打ち損傷と呼ばれる。
可動域制限、上肢の痺れ、肩こり、めまい、吐き気も見られることがある。付随して起こる脳震盪の症状として、意識障害も見られる。
受傷直後は頚部の熱感、数日以降に強い頚部痛と頭痛が起こり、吐き気が出ることもある。
心因的要素も影響を与える。
レントゲン上は異常がない。
頚椎カラーによる固定。
二ヶ月以上の長期固定は、頚部痛や肩こりが長期化する原因となるのでよくないと言われている。
●頚椎捻挫の4分類
- 頚椎捻挫型
頚の筋肉や靭帯などが損傷され、頚、肩、背中の痛みや運動制限が起きる症状がある。
むち打ち損傷の全体の70%を占めていると言われている。 - 神経根症状型
頚椎から出る神経が圧迫されることにより、頚の痛みや頭痛、腕の痺れやだるさ、筋力低下などの症状がある。 - バレ・リウ症候群型
頚部交感神経の損傷や圧迫によって頭部に供給される血管である椎骨動脈の血流が低下することで、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、眼の疲労・・・などの症状がある。 - 脊髄症状型
脊髄が損傷したり、下肢につながる神経が損傷され下肢に痺れなどが起こる症状。