フォトギャラリー
椎間関節性腰痛(ファセットペイン)
椎間関節捻挫および椎間関節症。
■症状
ヤコビー線より下方に疼痛が出現する。
腰部の運動は、75%がL5-S1間である。残りの20%がL4-L5間で、5%がL1-L4の間で行われている為、L5-S1間に最も運動負荷がかかりやすい。
臀部まで放散痛が出現することがある。
椎間関節部に限局された圧痛がある。
後屈時の疼痛出現。やや強めの力での圧痛が出現。
■分類
- 椎間関節捻挫
いわゆるぎっくり腰と言われていることが多く、急性期の痛みである。
椎間関節の亜脱臼により関節包や靭帯に炎症が起こる。 - 椎間関節症
加齢による椎間関節の変性で、慢性期の痛みである。
加齢により椎間板のクッション機能が低下し、椎間関節にストレスがかかり炎症を起こしやすくなる。
起床時や動作開始時に疼痛が強く、しばらく動いていると軽快することが多い。左右対称に磨り減るわけではないので、片側に痛みが起こりやすいと言われているが、両側に起こることもある。
■予防
- 背中を反らした格好を続けない。
- 重いものを持たない。
- 同じ姿勢を続けない。